2011年4月17日日曜日

祈り


ボローニャの中でももっとも美しいと言われている「聖ステファノ聖堂」が描かれた
TACTUSの新作 
「Prece ad un Angelo-Opere rare del romanticisimo italiano-」
は、18世紀~19世紀に活躍した9人の作曲家
の楽曲を楽しめます。

ヴァイオリンとオルガンによるこの音楽集は、
リリカルな礼拝音楽を集めた「天使の歌声」。

ボローニャには数多く教会がありますが、ある朝、丘のうえにある教会へ行きました。
ステンドグラスを通して差し込む光はやわらかく、教会内は数人の礼拝者だけでした。
マリア様はやさしい眼差しを注いでくれています。
教会に限らず「聖地」と呼ばれる場所は何処でも凛とした気持ちになります。


教会内で耳をすますと教会音楽が流れていることが多く、礼拝者のメディテーションを
助けています。
このCDの楽曲もメディテーションをサポートしてくれる、そんなCDです。

わたしは6曲目の「Petit nocturne per violino e organo」と7曲目の「Ciacona per violino solo ed organo」が好きです。

「祈り」はいつでも必要で、そしていま私たちには自分自身の内側に必要としているように思えます。
愛と祈りが込められたCD、ぜひお楽しみください☆















VICENZAのオリンピック・シアター

VICENZAを訪れてからずいぶん時間が経ってしまいました。
オリンピック・シアターの内部を観た感動をそのままダイレクトに伝えたい!との
思いとはうらはらに、Twitterの使い方がよくわからず、そうこうしているうちに
日本へ戻ってきています。



日本への風評被害が日増しに強くなっているヨーロッパ。
ほんとうの日本は「いまできること」をそれぞれがコツコツやっている、そんな
気がしました。

さてさて、話は「オリンピック・シアター」。
この劇場はヨーロッパ最古の劇場ですが、その内部は圧巻としか言いようがありません。
世界で始めて取り入れた「トロンプルイユ」技法が劇場を奥行きがあるものに見せています。

この写真はこちらから。

この奥はなだらかな坂道になっていて、一番ドンつきだけ絵で描かれています。


ここで来月の5月下旬、「ドン・ジョパンニ」オペラの収録です☆ 


ちなみに世界的に有名なオペラ歌手、チェチーリア・バルトリ(Cecilia Bartoli)
がこの場所で歌っているYouTubeを発見~。







収録が楽しみです♪♪