2011年6月24日金曜日

練習用パイプオルガンを見た事がありますか?

先日、TACTUSから何枚もCDを出しているオルガニストの
アンドレア(Andrea Macinanti)の家へ
遊びに行きました。

始めて「練習用パイプオルガン」を
見て感動!!

おしゃれな棚についた木製の鍵盤。。
不思議なものだなぁと思って
その扉をあけると。。



パイプオルガンの登場!


これから演奏会へ出かけるそう。
TACTUS オーナーのGian Enzo Rossiとはとても
仲良し。
先日もムール貝のおいしいお店を紹介してくれた。

出発前にパチリ☆
フレーズを少し弾いて聴かせてくれたアンドレア。

その音色にうっとり。








今度は生演奏を聴きたいです。
















2011年6月20日月曜日

大注目!GIOVANNI SGAMBATI 〜名作曲家との出会い〜

前回も紹介した「GIOVANNI SGAMBATI」の新しいCDが発売です。


TACTUSでは、彼の作品集をすべて集めてCDにする予定。

最近では新しい譜面も見つかったとのことで、今後も楽しみ。


ジョバンニ・ズガンバーティは今なおイタリア及び世界中で人気の作曲家。


彼は生前、名作曲家たちと出会っています。


リストに師事し、ワーグナーやベートーヴェンとも親交がありました。


リストは彼の才能を絶賛し、1876年にズガンバーティを訪ねたワーグナーは
音楽出版社へ彼の楽曲を出版することを勧めています。

「作曲家として、そして偉大なピアニストとしても真のセンスと素晴らしい才能を兼ね備えたズガンバーティを世界中へ紹介せずにはいられない」。


フランスの作曲家、ドビュッシーは1884年にズガンバーティと出会い、彼からリストの晩年の楽曲を習います。


チャイコフスキー、ルービンスタイン、ブラームス、ブゾーニがマエストロとして崇める
「ジョバンニ・ズガンバーティ」。

何度聴いても飽きる事がありません。。素敵なメロディが揃っています☆




2011年6月10日金曜日

Teatro Olimpico by ヴェネツィア室内合奏団


木曜日の夜、
ヴィチェンツァでのヴェネツィア室内合奏団の演奏は
とても素晴らしかった!

今回のステージ録音をTACTUSが手がけることになっていたので
その様子を見る為にお邪魔しました。


場所柄ドイツが近いのでドイツ人のツアーの人たちが大勢いました。


会場は満席!


曲目はヴィヴァルディ、ボッチェリーニ、マーラー、サラサーテ。

Antonio Vivaldi, Concerto per violino, archi e cembalo op. 8 n. 5 "La Tempesta di mare"
Antonio Vivaldi, Concerto per violoncello, viola, archi e cembalo RV 531
Antonio Vivaldi, Concerto per violino, archi e cembalo op. 8 n. 7
Luigi Boccherini, Fandango per archi e cembalo
Antonio Vivaldi, Concerto per violino, archi e cembalo op. 8 n. 1o "La Caccia"
Marin Marais, Suite per violoncello, archi e cembalo
Pablo de Sarasate, Introduzione e Tarantella per violino e archi


1曲めのヴァイオリン演奏から会場は大盛り上がり!
ライブってすごいですね〜。

そして、チェリストのダビテ・アマーディオの演奏は(顔というか
雰囲気が楽しんごに似ているかも。。)
一言で言うならば彼が楽器で彼が彼自身を演奏している、ということでしょうか。
音楽がとにかく楽しい〜、というのがヒシヒシと伝わってきて、一目見て、そして
演奏を聴いてファンになりました。


TACTUSからCDが発売されるといいな〜。





2011年6月9日木曜日

ファゴットとヴィヴァルディ

1ヶ月半ぶりにボローニャへ戻ってきました。


「ファゴット奏者の演奏会があるから
行こう」
と言われ

教会の隣にある映画館(ニューシネマ・パラダイスみたいだった!)で
行われた演奏会。

奏者はRoberto Giaccaglia。彼はイタリアではトップクラスのファゴット奏者だそう。
ピアノ伴奏は韓国人の奇麗な奥様。

オーケストラのなかでファゴットの音を聴いた事はあるけれど、ソロで音色を
聴いたのは初めてでした。
なにか、ヴィオラとクラリネットと。。とミックスしたような音の深さを
感じました。

ちなみに、かれはTACTUSからもCDを発売しています。
ヴィヴァルディのファゴットのためのコンチェルトで、
Vol.1-2は既に発売されていて、 Vol.3が近々リリースされます。


ヴィヴァルディはバロック末期の作曲家でヴェネツィア出身。
彼には謎が多いらしく、最期はオーストリアの病院でひとり寂しく
亡くなったそうですね。

バッハも彼の音楽を研究し、また、彼の1曲あたりの単価はむちゃくちゃ
高かったそうで、相当稼いだようですね。

ミステリーが多い、ヴィヴァルディ。
なぜか最近、聴く機会が多いので気になります。