2011年3月31日木曜日

ボローニャ出身の作曲家、ジョヴァンニ・バティスタ・ヴィターリ

ブログへの訪問、ありがとうございます。
また、ミクシィを通してブログへお越しくださった皆様、本当にありがとうございます。


今回は「リコーダー」「ヴィオラ ダ ガンバ」「チェロ」「ギター」の四重奏のご紹介です。


私が暮らすボローニャは数百年前の建物が普通に残っています。
先日、ルカという町を訪れたときにローマ時代の建物に住んでいる人に出会いました!!しかも渡辺篤の「建もの探訪」なみにお宅を拝見し(笑)ローマ時代の「柱」とご対面。思わず拝んでしまいました。。


イタリアというのはそんな国ですが、ボローニャは特に古い街並が残っていることで有名です。


ボローニャ出身でヴァイオリニスト、作曲家のGIOVANNI BATTISTA VITALIは1632年の生まれ。時はルネサンス時代。ボローニャは世界で最も古い大学が存在(ボローニャ大学)するくらい文化/芸能に古くから栄えていて、この当時でも女性が大学で単位を取得できたとか!


サン・ペテロニオ教会
サン・ペテロニオ教会

(ボローニャ中心の広場にあります。現在外壁工事中。)の
宮廷楽長から教えを受け1658年、歌手/ヴァイオリニストとしてキャリアをスタートさせました。




このCDは、1999年、17世紀〜18世紀の音響構成などのリサーチを兼ねたプロジェクトの一環で録音されたものです。


バロック音楽特有の旋律を重ねていく方法。
音色の異なる音の積み木がいくつも重なって私たちの目の前でいろんな景色を作ってくれます。淡い色、濃い色、やさしい色。。。思いおもいの色を思い浮かべて楽しんでみてください。

2011年3月30日水曜日

FAZIOLI(ファツィオリ)のピアノとGIOVANNI SGAMBATI

ショパンピアノ国際コンクールでも使用された世界でもっとも高額と言われる
ピアノ「FAZIOLI」で演奏される
GIOVANNI SGAMBATIの音色は最高〜♪♪


イタリアの神童といわれたジョヴァンニは、1841年生まれ。
その頃のヨーロッパは革命期で独立や統一を目指した時代。


鉄道もこの頃発達したらしく、ローマへは観光客が押し寄せていたそう。


1871年にローマがフィレンツェに代わってイタリアの首都になった時、彼は30歳。


激動と新しい時代を創造するエネルギーに満ちたローマで作られた作品の数々はそんな時代背景を感じさせるメロディな気がします。


リストやワーグナーに認められた19世紀イタリアの異才は、祖国の鍵盤音楽に多大な影響を残す事になりました。


TACTUSからは5枚のCDが発売されています。





リストやワ
ーグナーにも認められるなど19世紀イタリアにおけるヴィルトゥオーソとし
て祖国の鍵盤音楽の発展に尽力したことで知られる。

2011年3月29日火曜日

J.S.BACH

説明を追加
今日は小雨が降っているボローニャ。
ねずみ色の空を見ていたらバッハが聴きたくなりました。






1990年に発売されたCDで、イタリア古楽では言わずと知れた
ROBERTO GINI のヴィオラ ダ ガンバとLAURA ALVINIのチェンバロ演奏が
収録されているCDをピックアップ。


J.S.BACHについて調べてみるとバッハ家は音楽一家の家系で、生前はオルガニストとして
活躍。彼の作品を細々とながら受け継いだ子供達によって名を後世に残すこととなりました。


ここで目に留まったのが「バッハには約20人の子供がいる」ということ。
宮廷に仕えるオルガニストとして、寡黙に働いていたように感じる彼の人生のなかで
20人の子供を作ったことを(2番目の奥さんはほぼ毎年出産していたことになるそう)彼はどう感じていたのか、と思いながら曲を聴いていたら、和音の複雑構造を追いかけ難しく感じていたバロック音楽がすこしポップな音楽に聴こえてきました(笑)




ヴィオラ ダ ガンバという楽器はヴィオラとチェロの間に属する楽器なのでしょうか。
深みがあり、チェンバロとよく合います。宮廷音楽や上流階級の家庭室内楽として人気だったとあります。小さな空間で程よく響く音色なんですね、きっと。





2011年3月25日金曜日

Spring is coming!

Sei Soli Per oboe e basso continuo (Londra 1754)
春は甘くてやさしい匂いを運んできます。
若葉がちょっとずつ、でも力強く芽吹いてきます。
お花はぽこぽこと音をたてながら咲いているようです。


こんなイメージにぴったりなのがオーボエの曲。
オーボエに限らず、フルートやクラリネットなどの
管楽器は小鳥のさえずりや花びらが背伸びをしながら
だんだんに開いていくのを
サポートしてくれている気がします。


オーボエ奏者としても活躍し楽曲も残した                                               
                                                                                           
ALESSANDRO BESOZZI (アレッサンドロ ベゾッツィ)は、


ミラノとパルマのちょうど真ん中に位置する芸術都市として名高いPiacenza(ピアチェンツァ)の生まれ。
幼い頃から才能を発揮し、パルマ公の礼拝堂でオーボエ奏者として仕え、
サルデーニャの国王、カルロ・エマヌエーレ3世のもとでトリノにある宮廷のオーボエ奏者としても活躍しています。


もともと音楽一家の生まれで、のちに兄弟でデュオを組みパリやイギリスで演奏し、
W.A.モーツァルトとも出会っています。




るんるん♪と一緒に歌いたくなる音楽です。