2011年9月19日月曜日

Music potential

クラシック音楽をもっと身近に感じて欲しい!と試行錯誤している
音楽家がたくさんいると思います。

フルート奏者のロベルトは常にクラシック音楽の可能性を模索している
ひとりですが、先日、モデナでイタリアの人気ロックバンド「Elio e LE STORIE TESE」
とタッグを組んで
オペラ喜劇「フィガロ(セヴィリャの理髪師)」を披露しました。


「このすばらしい楽曲を大人から子供までひろく楽しんで欲しい」
との想いから、以前よりロックテイストでフィガロの名曲を歌っていた
エリオに依頼し実現したとのこと。

モデナのピアッツァ・グランデ広場では5000人!の聴衆が集まりました。
フィガロのストーリーをコメディタッチで演出。
「フィガロ、フィガロ〜♬」と
歌いながらネコに餌を与える仕草をしてみたり




(フィガロはネコによく使う名前なので)手紙が届く場面では、「今じゃ携帯でショートメールがあるのにねぇ」と


ため息をついたり(笑)









途中で金髪のかつらを被らされたロベルト(笑)















ヒゲを剃られるクラリネット奏者のファビオ


イタリア語がわからなくても楽しめます!
日本でも公演して欲しいですよね〜。







2011年9月12日月曜日

アペリティーボ・ミーティング

ヴァイオリニストのロベルト、チェリストのアンドレア(ふたりは兄弟)、ピアニストのジュリオとモンテカルヴォの家でアペリティーボ・ミーティング。

次はどんな素敵な楽曲を披露してくれるのかしら?
こうやってミュージシャンが集まってジャポネーゼ・アペリティーボを
楽しんでくれるのはうれしい!



2011年9月3日土曜日

刺激的!MARCO ENRICO BOSSI


こんなに刺激的なオルガン音楽が他にあるでしょうか!!

教会で厳かな音色を響かせるオルガン。わたしたちの心に静けさをもらたしてくれる、そんな印象。

しかし、このオルガン音楽は違います!
「コンテンポラリー」と表現しても過言ではないと思います!!


Mario Enrico Bossiは1861年生まれのロンバルディア州ブレシア県、サロの出身。
大きな湖に隣接した美しい町です。

今年は生誕150周年。この楽曲を少なくとも100年前に作っていたの?!と
思うと感激もひとしおです。

音の複雑な組み合わせ、音色の変化。不規則なリズム。。

ぜひ、聴いてください!
Bossiを語らせたら右に出るものはいない、と言われるオルガニスト、Andrea Macinantiの演奏です。


Bossi のAve Mariaも素敵です。ピアノとヴァイオリンのコンポジションはオルガン音楽と
違ってシンプルな音色で聴き易いサウンドです。(9月にTACTUSから新作が発売です



普段は陽気なおじさん、アンドレア。その太くてたくましい指先が、どうやったら
すばやく鍵盤を叩けるの? すごいね、アンドレア! そう言うとにやっと笑顔で
応えてくれました。Bravo! Vecchio Andrea!


2011年8月8日月曜日

フルート奏者、ロベルト・ファブリッツィアーニのコンサート

先週の土曜日、アドリア海に面したイタリア北西部のリゾート地、カモーリで
ロベルト・ファブリッツィアーニの演奏会がありました。

メインは、先日リリースされたばかりの最新CD「NINO ROTA」から。






2011年8月1日月曜日

生誕100周年、Nino Rotaの音楽

ニーノ・ロータといえば「ゴット・ファーザー」の音楽。
1911年ミラノ生まれのニーノ・ロータは映画音楽の分野で活躍した世界的に有名な作曲家。


今年は生誕100周年で、彼が遺した偉大な映画音楽だけではなく、クラシックの分野でも注目が集まっています。








代表的な映画音楽、ゴット・ファーザーの愛のテーマ↓


TACTUSから発売されている彼の新作CDは、
フルートでニーノ・ロータの音楽を楽しめます。

フルート奏者はロベルト・ファブリチアーニです。









2011年7月25日月曜日

Santa Maria dei Servi

ボローニャ中心にほど近いところにある教会、サン・マリア・デル・セルヴィで
夜9時から開かれたオルガンコンサート。

無料で開放されているので、観光客らしき人の姿もありました。
日中に日本人の観光ツアー団体様を見かけていたので、そのツアーのひとたち
でしょうか、数人日本人の姿もありました。


オルガン奏者は世界的にも活躍する
Francesco Tastiniの演奏。


途切れる事無く続く楽曲。
和音の複雑な音が力強く響き渡り、
コンサート終了曲目では拍手が鳴り止みませんでした。


TACTUSから何枚もCDを出していて、古くからの友人ということもあり
挨拶にいったところ
「ジェラードを食べて帰ろう!」
という話が沸き上がり、数人でジェラード屋さんへ。

お疲れさま〜の乾杯はアイスクリームでした☆


YouTubeから



2011年7月21日木曜日

ボローニャ音楽紀行 by 家庭画報8月号 Bologna music journey

家庭画報8月号では「ボローニャ音楽紀行」と題してボローニャ歌劇場、街並と
音楽に携わる人やレストランが
紹介されています。
そのなかで、オルガニストの
Liuwe Tammingaはタクトゥスからも
5枚のCDを発売しています。

知っている人や行った事があるレストランが
雑誌で紹介されると
うれしいものですね♪




Teatro Communale di BOLOGNA and other musicians living in Bologna were introduced on the luxury fashion magazine KATEIGAHO
(JAPAN) within a special issue, titled「Bologna Music journey」
In one of the articles, a famous organist whose name is Liuwe Tamminga has released five CD 
from TACTUS.


I feel really happy to see someone or a place that I have known well on the magazine♪
As for information, I will introduce his sounds from YouTube.
I prefer listening to organ music in church from the back because I feel really sacred through its
holy music.


By the way, I would like also to recommend you restaurant, "Trattoria Anna Maria" that was introduced
by the article.
This trattoria is the best local restaurant in Bologna. It is not expensive but tastes are fantastic!!
Luciano Pavarotti, one of the greatest opera singers in the world loved this restaurant so much!
Let's check it!

ちなみにYouTubeで彼の音源を発見。
こちらです↓



教会のパイプオルガンは祭壇の左右にある場合と座席後方の上階にある場合とが
ありますが、わたしは自分の後ろから流れてくるタイプが好きです。
神聖な気持ちになるから。

ちなみに、記事中に紹介されているレストラン、「Trattoria Anna Maria」
学生街に位置している古くから地元で愛されている。




値段もお手頃価格で、どちらかというと大衆食堂。にもかかわらず、パバロッティは足繁く通ったとか。
店内はたくさんの写真とサインが飾られています。


Trattoria Anna Maria
Via Bell Arti, 17/A-Bologna
OPEN:12.00-15.00   19.00-23.30
定休日/月曜日
TEL:+39 51 26 68 94
www.trattoriannamaria.com

2011年7月18日月曜日

Summer music festa in Bologna

ボローニャに限らず夏は色々な
場所で音楽祭が開かれます。

野外映画場というのも登場。
驚く事にほとんどが無料なんです。

土曜日に訪れたボローニャ郊外の街「Monteveglio」の高台に位置する
教会で行われたコンサート。

TACUSからもCDを出している、ボローニャ・バロックオーケストラ演奏、
Paolo Faldiが指揮者で登場し、
5人の歌手と合唱団が教会の
キリスト像を囲んで歌い上げます。


教会に鳴り響くバロックミュージックはいまここに存在しているひとだけのものではなく、精霊たちへも届けられます。



There are many summer music festivals everywhere in Europe.
You can also enjoy open air theaters. Normally this kind of event is free because of the summer season.
On Saturday, we visited 「Monteveglio」 in the suburb of Bologna. 
The concert was held in the church on the hill over the small city.
Orchestra Barocca di Bologna-Directtore:Paolo Faldi released a CD by
TACTUS.
Many visitors have been attracted by this beautiful music.


Pictures by blog of Créatrice de reves


2011年6月24日金曜日

練習用パイプオルガンを見た事がありますか?

先日、TACTUSから何枚もCDを出しているオルガニストの
アンドレア(Andrea Macinanti)の家へ
遊びに行きました。

始めて「練習用パイプオルガン」を
見て感動!!

おしゃれな棚についた木製の鍵盤。。
不思議なものだなぁと思って
その扉をあけると。。



パイプオルガンの登場!


これから演奏会へ出かけるそう。
TACTUS オーナーのGian Enzo Rossiとはとても
仲良し。
先日もムール貝のおいしいお店を紹介してくれた。

出発前にパチリ☆
フレーズを少し弾いて聴かせてくれたアンドレア。

その音色にうっとり。








今度は生演奏を聴きたいです。
















2011年6月20日月曜日

大注目!GIOVANNI SGAMBATI 〜名作曲家との出会い〜

前回も紹介した「GIOVANNI SGAMBATI」の新しいCDが発売です。


TACTUSでは、彼の作品集をすべて集めてCDにする予定。

最近では新しい譜面も見つかったとのことで、今後も楽しみ。


ジョバンニ・ズガンバーティは今なおイタリア及び世界中で人気の作曲家。


彼は生前、名作曲家たちと出会っています。


リストに師事し、ワーグナーやベートーヴェンとも親交がありました。


リストは彼の才能を絶賛し、1876年にズガンバーティを訪ねたワーグナーは
音楽出版社へ彼の楽曲を出版することを勧めています。

「作曲家として、そして偉大なピアニストとしても真のセンスと素晴らしい才能を兼ね備えたズガンバーティを世界中へ紹介せずにはいられない」。


フランスの作曲家、ドビュッシーは1884年にズガンバーティと出会い、彼からリストの晩年の楽曲を習います。


チャイコフスキー、ルービンスタイン、ブラームス、ブゾーニがマエストロとして崇める
「ジョバンニ・ズガンバーティ」。

何度聴いても飽きる事がありません。。素敵なメロディが揃っています☆




2011年6月10日金曜日

Teatro Olimpico by ヴェネツィア室内合奏団


木曜日の夜、
ヴィチェンツァでのヴェネツィア室内合奏団の演奏は
とても素晴らしかった!

今回のステージ録音をTACTUSが手がけることになっていたので
その様子を見る為にお邪魔しました。


場所柄ドイツが近いのでドイツ人のツアーの人たちが大勢いました。


会場は満席!


曲目はヴィヴァルディ、ボッチェリーニ、マーラー、サラサーテ。

Antonio Vivaldi, Concerto per violino, archi e cembalo op. 8 n. 5 "La Tempesta di mare"
Antonio Vivaldi, Concerto per violoncello, viola, archi e cembalo RV 531
Antonio Vivaldi, Concerto per violino, archi e cembalo op. 8 n. 7
Luigi Boccherini, Fandango per archi e cembalo
Antonio Vivaldi, Concerto per violino, archi e cembalo op. 8 n. 1o "La Caccia"
Marin Marais, Suite per violoncello, archi e cembalo
Pablo de Sarasate, Introduzione e Tarantella per violino e archi


1曲めのヴァイオリン演奏から会場は大盛り上がり!
ライブってすごいですね〜。

そして、チェリストのダビテ・アマーディオの演奏は(顔というか
雰囲気が楽しんごに似ているかも。。)
一言で言うならば彼が楽器で彼が彼自身を演奏している、ということでしょうか。
音楽がとにかく楽しい〜、というのがヒシヒシと伝わってきて、一目見て、そして
演奏を聴いてファンになりました。


TACTUSからCDが発売されるといいな〜。





2011年6月9日木曜日

ファゴットとヴィヴァルディ

1ヶ月半ぶりにボローニャへ戻ってきました。


「ファゴット奏者の演奏会があるから
行こう」
と言われ

教会の隣にある映画館(ニューシネマ・パラダイスみたいだった!)で
行われた演奏会。

奏者はRoberto Giaccaglia。彼はイタリアではトップクラスのファゴット奏者だそう。
ピアノ伴奏は韓国人の奇麗な奥様。

オーケストラのなかでファゴットの音を聴いた事はあるけれど、ソロで音色を
聴いたのは初めてでした。
なにか、ヴィオラとクラリネットと。。とミックスしたような音の深さを
感じました。

ちなみに、かれはTACTUSからもCDを発売しています。
ヴィヴァルディのファゴットのためのコンチェルトで、
Vol.1-2は既に発売されていて、 Vol.3が近々リリースされます。


ヴィヴァルディはバロック末期の作曲家でヴェネツィア出身。
彼には謎が多いらしく、最期はオーストリアの病院でひとり寂しく
亡くなったそうですね。

バッハも彼の音楽を研究し、また、彼の1曲あたりの単価はむちゃくちゃ
高かったそうで、相当稼いだようですね。

ミステリーが多い、ヴィヴァルディ。
なぜか最近、聴く機会が多いので気になります。

2011年4月17日日曜日

祈り


ボローニャの中でももっとも美しいと言われている「聖ステファノ聖堂」が描かれた
TACTUSの新作 
「Prece ad un Angelo-Opere rare del romanticisimo italiano-」
は、18世紀~19世紀に活躍した9人の作曲家
の楽曲を楽しめます。

ヴァイオリンとオルガンによるこの音楽集は、
リリカルな礼拝音楽を集めた「天使の歌声」。

ボローニャには数多く教会がありますが、ある朝、丘のうえにある教会へ行きました。
ステンドグラスを通して差し込む光はやわらかく、教会内は数人の礼拝者だけでした。
マリア様はやさしい眼差しを注いでくれています。
教会に限らず「聖地」と呼ばれる場所は何処でも凛とした気持ちになります。


教会内で耳をすますと教会音楽が流れていることが多く、礼拝者のメディテーションを
助けています。
このCDの楽曲もメディテーションをサポートしてくれる、そんなCDです。

わたしは6曲目の「Petit nocturne per violino e organo」と7曲目の「Ciacona per violino solo ed organo」が好きです。

「祈り」はいつでも必要で、そしていま私たちには自分自身の内側に必要としているように思えます。
愛と祈りが込められたCD、ぜひお楽しみください☆















VICENZAのオリンピック・シアター

VICENZAを訪れてからずいぶん時間が経ってしまいました。
オリンピック・シアターの内部を観た感動をそのままダイレクトに伝えたい!との
思いとはうらはらに、Twitterの使い方がよくわからず、そうこうしているうちに
日本へ戻ってきています。



日本への風評被害が日増しに強くなっているヨーロッパ。
ほんとうの日本は「いまできること」をそれぞれがコツコツやっている、そんな
気がしました。

さてさて、話は「オリンピック・シアター」。
この劇場はヨーロッパ最古の劇場ですが、その内部は圧巻としか言いようがありません。
世界で始めて取り入れた「トロンプルイユ」技法が劇場を奥行きがあるものに見せています。

この写真はこちらから。

この奥はなだらかな坂道になっていて、一番ドンつきだけ絵で描かれています。


ここで来月の5月下旬、「ドン・ジョパンニ」オペラの収録です☆ 


ちなみに世界的に有名なオペラ歌手、チェチーリア・バルトリ(Cecilia Bartoli)
がこの場所で歌っているYouTubeを発見~。







収録が楽しみです♪♪



















2011年3月31日木曜日

ボローニャ出身の作曲家、ジョヴァンニ・バティスタ・ヴィターリ

ブログへの訪問、ありがとうございます。
また、ミクシィを通してブログへお越しくださった皆様、本当にありがとうございます。


今回は「リコーダー」「ヴィオラ ダ ガンバ」「チェロ」「ギター」の四重奏のご紹介です。


私が暮らすボローニャは数百年前の建物が普通に残っています。
先日、ルカという町を訪れたときにローマ時代の建物に住んでいる人に出会いました!!しかも渡辺篤の「建もの探訪」なみにお宅を拝見し(笑)ローマ時代の「柱」とご対面。思わず拝んでしまいました。。


イタリアというのはそんな国ですが、ボローニャは特に古い街並が残っていることで有名です。


ボローニャ出身でヴァイオリニスト、作曲家のGIOVANNI BATTISTA VITALIは1632年の生まれ。時はルネサンス時代。ボローニャは世界で最も古い大学が存在(ボローニャ大学)するくらい文化/芸能に古くから栄えていて、この当時でも女性が大学で単位を取得できたとか!


サン・ペテロニオ教会
サン・ペテロニオ教会

(ボローニャ中心の広場にあります。現在外壁工事中。)の
宮廷楽長から教えを受け1658年、歌手/ヴァイオリニストとしてキャリアをスタートさせました。




このCDは、1999年、17世紀〜18世紀の音響構成などのリサーチを兼ねたプロジェクトの一環で録音されたものです。


バロック音楽特有の旋律を重ねていく方法。
音色の異なる音の積み木がいくつも重なって私たちの目の前でいろんな景色を作ってくれます。淡い色、濃い色、やさしい色。。。思いおもいの色を思い浮かべて楽しんでみてください。

2011年3月30日水曜日

FAZIOLI(ファツィオリ)のピアノとGIOVANNI SGAMBATI

ショパンピアノ国際コンクールでも使用された世界でもっとも高額と言われる
ピアノ「FAZIOLI」で演奏される
GIOVANNI SGAMBATIの音色は最高〜♪♪


イタリアの神童といわれたジョヴァンニは、1841年生まれ。
その頃のヨーロッパは革命期で独立や統一を目指した時代。


鉄道もこの頃発達したらしく、ローマへは観光客が押し寄せていたそう。


1871年にローマがフィレンツェに代わってイタリアの首都になった時、彼は30歳。


激動と新しい時代を創造するエネルギーに満ちたローマで作られた作品の数々はそんな時代背景を感じさせるメロディな気がします。


リストやワーグナーに認められた19世紀イタリアの異才は、祖国の鍵盤音楽に多大な影響を残す事になりました。


TACTUSからは5枚のCDが発売されています。





リストやワ
ーグナーにも認められるなど19世紀イタリアにおけるヴィルトゥオーソとし
て祖国の鍵盤音楽の発展に尽力したことで知られる。

2011年3月29日火曜日

J.S.BACH

説明を追加
今日は小雨が降っているボローニャ。
ねずみ色の空を見ていたらバッハが聴きたくなりました。






1990年に発売されたCDで、イタリア古楽では言わずと知れた
ROBERTO GINI のヴィオラ ダ ガンバとLAURA ALVINIのチェンバロ演奏が
収録されているCDをピックアップ。


J.S.BACHについて調べてみるとバッハ家は音楽一家の家系で、生前はオルガニストとして
活躍。彼の作品を細々とながら受け継いだ子供達によって名を後世に残すこととなりました。


ここで目に留まったのが「バッハには約20人の子供がいる」ということ。
宮廷に仕えるオルガニストとして、寡黙に働いていたように感じる彼の人生のなかで
20人の子供を作ったことを(2番目の奥さんはほぼ毎年出産していたことになるそう)彼はどう感じていたのか、と思いながら曲を聴いていたら、和音の複雑構造を追いかけ難しく感じていたバロック音楽がすこしポップな音楽に聴こえてきました(笑)




ヴィオラ ダ ガンバという楽器はヴィオラとチェロの間に属する楽器なのでしょうか。
深みがあり、チェンバロとよく合います。宮廷音楽や上流階級の家庭室内楽として人気だったとあります。小さな空間で程よく響く音色なんですね、きっと。





2011年3月25日金曜日

Spring is coming!

Sei Soli Per oboe e basso continuo (Londra 1754)
春は甘くてやさしい匂いを運んできます。
若葉がちょっとずつ、でも力強く芽吹いてきます。
お花はぽこぽこと音をたてながら咲いているようです。


こんなイメージにぴったりなのがオーボエの曲。
オーボエに限らず、フルートやクラリネットなどの
管楽器は小鳥のさえずりや花びらが背伸びをしながら
だんだんに開いていくのを
サポートしてくれている気がします。


オーボエ奏者としても活躍し楽曲も残した                                               
                                                                                           
ALESSANDRO BESOZZI (アレッサンドロ ベゾッツィ)は、


ミラノとパルマのちょうど真ん中に位置する芸術都市として名高いPiacenza(ピアチェンツァ)の生まれ。
幼い頃から才能を発揮し、パルマ公の礼拝堂でオーボエ奏者として仕え、
サルデーニャの国王、カルロ・エマヌエーレ3世のもとでトリノにある宮廷のオーボエ奏者としても活躍しています。


もともと音楽一家の生まれで、のちに兄弟でデュオを組みパリやイギリスで演奏し、
W.A.モーツァルトとも出会っています。




るんるん♪と一緒に歌いたくなる音楽です。